現在では食道や胃、大腸などの早期がんに対して内視鏡による治療がどんどん行われています。内視鏡による治療はお腹や胸を開ける外科手術と異なり、何の後遺症も残らない究極の縮小手術(機能温存手術)といえます。また少し大きくなってしまい内視鏡で切除出来ない場合にも、最近では「腹腔鏡下手術」によって大きく切らないでダメージの少ない外科手術が普及してきています。
胃・大腸などの早期がん発見を目的とした場合、現在最も精度の高い検査法は内視鏡検査です。内視鏡の場合胃・大腸の粘膜を直接観察できるだけでなく、病変が発見されたら必要に応じて即座に生検(組織を顕微鏡で調べる検査)を行ったり、病変全体をその場で切除してしまう(内視鏡下粘膜切除術:EMR)ことも可能です。以上のことから胃がん、大腸がんの第2次予防には内視鏡による定期検診が最も適しているといえます。
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早期大腸がんの内視鏡による治療(EMR)
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| 1. S状結腸に1cm弱のポリープ様の病変が見られます |
2. ブルーの色素をかけて形や表面の様子を観察します。 |
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| 3. 病変部の粘膜の下に生理的食塩水を注入して病変を浮き上がらせます。 |
4. スネアーといわれるリング状のワイヤーで病変をつかまえます。 |
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| 5. 高周波電流を通電して出血しないように切除します。 |
6. 切除した病変です。顕微鏡で調べた結果、粘膜にとどまる早期がんできれいに取り切れています。 |